ABOUT

LAGOM COFFEE ROASTERY
(ラーゴムコーヒーロースタリー)は、
神戸市のシンボルの1つでもある「六甲山」の麓の街
「六甲道」の自家焙煎コーヒーショップです。


当店では、原料となるコーヒーの生豆の
品質や味わいをチェックし、
信頼できるルートから買い付け、
焙煎し、ドリップし、
コーヒー豆やドリンクとして
お客様へお届けしています。

自家焙煎コーヒーショップというと、
コーヒー通だけのための専門店というイメージで
敷居を高く感じられる方もいらっしゃるかと
思いますが、
当店では、日常に寄り添う気軽な飲み物として、
皆様がホッと一息をつける時間に
寄り添える存在として、
コーヒーをお届けできればと考えています。
ぜひお気軽にご利用ください。

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What is "LAGOM"

ー店名の由来ー
“LAGOM”(ラーゴム)とは、
「多過ぎず、少な過ぎず、ちょうどいい」
を意味するスウェーデン語です。

遥か昔の北欧バイキングが
「仲間たちと分け合う」という意味で使っていた
”Laget Om”がLAGOMの語源であるとされています。
北欧バイキングの間では、
お酒を飲む時は仲間内で回し飲みするのが
当時の習慣でした。
ただ、豪快なイメージのあるバイキングも
全員が同じ様にたくさん飲むのではなく、
「自分にとってちょうどいい」量を飲むというのが
当たり前だったとか。
たくさん飲める人、少しで充分な人、
それぞれがちょうど良い量で楽しむ、
そんなお互いを尊重しあった環境から生まれた言葉がLAGOMです。

現代でもLAGOMはスウェーデン人の
ライフスタイルに密接な言葉のようで、
「Lagom är bäst (ほどほどが一番)」と、
多すぎず少なすぎずその中間の「ほどほど」が
何事においてもベストだ
という考えが根ざしているようです。
ほどほどに働き、
家族や友人と幸せな時間を共有しながら生活し、
休みの日にはカフェでコーヒータイムを過ごしたり、
公園や森などで自然に囲まれてリラックスしたり、
と多くを求めるのではなく、
自然や身の回りの大切な人やモノに目を向け、
みんながそれぞれの「ちょうどいい」で
穏やかに暮らすスウェーデン人の
LAGOMなライフスタイルには
真の豊かさが詰まっているような気がします。

無理をせず、多くを求めすぎず、
目の前にあるものの豊かさに目を向け、
満ち足りた生活を送ろう。
という、日本語でいうところの
「足るを知る」に近い感覚なのかもしれません。

そんなLAGOMという言葉に込められている
豊かさを共有できる場所。
「頑張り過ぎずほどほどに」
ちょうどいい自分でいられる場所。
それぞれのちょうどいいに寄り添える場所。
でありたいという願いを込めて、
LAGOM COFFEE ROASTERYと名付けました。

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May the coffee be with you.

1杯のコーヒーも、遡れば、
中南米やアフリカ、アジア諸国など
遥か遠い地で小さな種子から始まり、
生産者の手によって
長い歳月と手間暇をかけて作られ、
多くの人の手を経て日本へと届きます。
コーヒーの長い道のりの最終地点である
焙煎や抽出を担うコーヒーショップとして、
そのコーヒーの持つ個性や生産者が育てた味わい、
そのコーヒーが育った土地の風味特性を活かし、
美味しいコーヒーとして
「繋ぐ」という意識を大切にしています。

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近年、
そしてこれからのコーヒーの生産環境という点では、
生産者たちは決して容易ではない状況にいます。
近年の気候変動の影響により、
2050年までに、
コーヒーの栽培に適した土地は大幅に減少し、
気温や湿度の上昇に伴い、
「さび病」というコーヒーの木にとって深刻な病気が
発生しやすくなることで、
コーヒーの収穫量の低下や品質低下にも
繋がると言われています。

遠く離れたコーヒー生産国の生産者が
安定した生活を送り、
高いモチベーションでコーヒー生産に
向き合い続けられる環境であること。
そうして作られた美味しいコーヒーを、
焙煎や抽出を担うコーヒーショップとして、
ちゃんと美味しいコーヒーとして「繋ぐ」ということ。
そして、お客様がホッと一息つきたい時に、
日常の気軽な飲み物として
コーヒーを飲んでいただけるということ。

コーヒーを生産する人々も、
コーヒーを提供するコーヒーショップの人々も、
コーヒーを飲む人々も、
全ての人が共に豊かであれるよう、
コーヒーと共にあり続けられるよう、
コーヒーショップとして真摯に
コーヒーに向き合い続けていきたいと思っています。